2010年03月25日
豚一頭 と いのちの食べ方
先週末、那覇北マリーナでパーティがありました。
私たちは、沖縄県産アグー豚の燻製をさせていただくために参加。
50人分用に、豚1頭(35kg)を直接養豚農家さんから仕入れ
お借りした北京ダック用の大きな燻製窯で燻します。
パーティの前日、我が家にトラックの荷台に乗せらた豚が運ばれてきました。
さきほど屠殺所で、絞められたばかりの新鮮な豚。
「新鮮とは、そういうことなのだ」
豚の死体にしか見えないまるまる1頭の豚を解体します。
切り分ける様子は、残虐なシーンとほとんど変わりないな・・と感じながら。
(内蔵はすべて屠殺所のほうで処分済み)
「肉の切り身とは、そういうことなのだ」
切り身に変わっていく様をずっと見ていたんです。
最初、ビニールシートにくるまれて運ばれてきたその豚を直視できなかった私。
おそらく、ほとんどの人が
死んだばかりの豚は見れなくても
切り身になって「肉」と頭が感知すると平然と見られる。
このプロセスを見ていて「いのちの食べ方」という映画を思い出しました。
この映画は食の現場のドキュメンタリーで、
商品になるまでのプロセス、ブロイラーの大量飼育の様子なども盛り込まれていて
正直見ていて気持ちのいい映像ではありません。
でも、私たちはそれらを毎日口にしている・・という真実を知らないでどうする?
知らないことは、もっと怖い。
食に関する「意識」を持ちましょうよ。
ちなみに家の12歳の子供は解体見学済みです。
(そして豚1頭をさばき切ったパートナーに感服)
さてさて、パーティに戻ります。
この日のアグー豚の燻製、とても美味しく大好評でしたよ。
生きるとは、そういうことなのだ。
Posted by アイコ* at 13:34│Comments(4)
│映画・本・my thoughts
この記事へのコメント
やる~。
そして、美味しそう♪
鶏は、丸をさばいたコトあるけど
豚とはサスガやね(o^-')b
そして、美味しそう♪
鶏は、丸をさばいたコトあるけど
豚とはサスガやね(o^-')b
Posted by てる介 at 2010年03月25日 23:21
確かにはじめは、直視不可能だね。
うちは、野蛮人のおかげで小さい頃から鍛えられ今では自分で解体しちゃいそうです(笑
しっかし、あのブーさんは旨かった・・・チャーシュー丼で取れたて山椒を添えてぺろりと頂きました!!
ありがと~~~!!!!
うちは、野蛮人のおかげで小さい頃から鍛えられ今では自分で解体しちゃいそうです(笑
しっかし、あのブーさんは旨かった・・・チャーシュー丼で取れたて山椒を添えてぺろりと頂きました!!
ありがと~~~!!!!
Posted by キャシー at 2010年03月26日 12:32
鶏丸さばけるんですね、スゴイです!!
Posted by アイコ* at 2010年03月26日 22:32
キャシーは解体できるはずよ。子供時代の経験値が並みじゃない!
私も鍛えられてるので いずれは。 笑
私も鍛えられてるので いずれは。 笑
Posted by アイコ* at 2010年03月26日 22:42